Otoicレッスンレポート20180825
今日のレッスンでは、短い英語表現あそびをたくさん用意しました♪
“英語でじゃんけん”では、真剣に勝負するあまり悔し涙が出てしまったり、また“right, left, up, down”などを使った“即興ダンス”では全力で踊りすぎて持ってきたお水を飲みほしてお水が足りなくなってしまったり(笑)
子どもたちの“全力を出す”という能力、素晴らしい!!
さて、今日は、「受信のエンジン」について書きたいと思います。
毎回レッスンの初めに行なうのは「me & you」というあそびです。これは、演劇メソッドでアイスブレイクによく使われる「私あなた」というものです。輪になって、誰かから「you」と指名されたら自分の胸に手をあてて「me」と言い、誰か相手に向かって手を差し出しながら「& you」と伝える、ただそれだけのことなのですが、初めてやると、自分が指名されて照れて、誰かを指名することに照れて、恥ずかしいのです。
今日の子どもたちも初めはそうでした。照れくさくて、体をよじって照れ笑い。そして小さな声と小さな身振りで「me & you」。そんな小さく伝えたのに、相手が受け取ってくれて「me & you」が続いていくことに小さくびっくりしたりして。
これを、しばらく続けると、だんだん変化が現われます。
どんな変化かって?
初めは指名されるたびに照れて流れを止めてしまっていた子が、照れながらもスムーズに言えるようになり、流れが止まらなくなりました。
初めは小さかった声が、大きくなりました。
誰を指名しようか迷って時間がかかっていた子が、パッと指名できるようになりました。
全体的にスピードが上がりテンポが良くなりました。
どうしてでしょう?
みんなが、「いつ自分に来ても受け止めるぞ」という“受信のエンジン”をかけることが出来たからです。
自分が指名された時だけがんばるのではなく、指名されていない間もエンジンをかけ続け、指名の行く先をしっかり追い続けること。自分を指名しても大丈夫だよ、というオーラを出し続けること。指名してくれた相手に「ちゃんと受け止めたよ」とアイコンタクトすること。これらをいつの間にか体が覚え、やれていたからです。
対話力、聞く力、観察力、人と人とが関わりあって生きていくのに必要な力です。
“受信のエンジン”をコントロールできる力、コミュニケーション能力レベルアップですね!!