“He like apples.” この英語の文章の意味はわかりますか?
“He like apples.” この文章の意味はわかりますか?
「彼は、リンゴが好き」です。
この英文を読んで、あれ?間違ってる!と思ったそこのあなた。よくお気づきになりました!正しくは、“He likes apples.” です。中学のテストで、一番最初の英文を書いてしまったら、×ですよね。なぜなら文法を勉強し、それをきちんと学べているかどうかチェックするためのテストなのですから。
学校での英語学習が生んだ「間違っちゃダメ!」という考え
そういった勉強を繰り返してきた私たちは、間違えることを恐れ、恥ずかしいと思ってしまい、それが英語に対する「メンタル的な壁」となり目の前に大きく立ちはだかります。
ただ、実際問題、“He like apple.”と言っても、意味は伝わります。たとえば、日本に住んでいる留学生が「私はリンゴが好きです。」を「私がリンゴが好きです。」と言ったとして、理解できますね。
そして、そのように話した留学生に対して、「あ、間違えた。恥ずかし。」などの負の感情を持ちますか??持たないでしょう?
気にならない、もしくは逆に日本語に興味を持って学んでいてくれることを嬉しく思うのではないでしょうか。全然意味の分からない日本語を話していたとしても、一生懸命理解してあげようとするのではないでしょうか。
相手の立場になり理解しようとする心
日本人に抜けているのは、これです。コミュニケーションしている相手側の立場になり相手の気持ちを想像することなく、単に自分が間違えることが恥ずかしいし、もし伝わらなかったら悲しい、など「自分」の気持ちにばかり焦点を当てているのがそもそもの間違いなのです。だからこそ立ちはだかるのが英語に対する「メンタル的な壁」。
では、その壁にどう立ち向かえばいいのか?続きは、次回。
お楽しみに!